出張で、韓国はソウルに来ている。今日はその一日目。
初めての海外出張、初めての海外旅行、初めての飛行機。なのに一人で出張、しかも日本語はおろか、英語も通じにくいというこの国。会社の金で海外旅行という、普通ならおいしい機会なのだが、やはり半分くらい、いや半分以上“ビビリ”が入ってきてしまうのも、やむをえまい。
そうはいっても出発の関西空港はきれいだし、飛行機乗るのは楽しみだし、なんかだんだんわくわくもしてくるというもの。ソウルのインチョン空港には17時30分頃無事到着。2時間弱のフライトなのに、ちゃんと軽食もついたしビールもコーヒーももらった。席が真ん中あたりで、窓の外が見えなかったのが残念だったけど、それは帰りに期待しよう。さて、着いたはいいが、入国審査が終わるとホテルのシャトルバス発車まで30分という中途半端な時間。しかたなく夕食は後回しとしてバスを待つことに。そしてやってきたバスはガラガラ、というか一人で貸しきり状態。どうでもいいが、運転手さん飛ばしすぎじゃないの? 片道4〜5車線、制限速度100km/hというとてつもない高速道路を飛ばす飛ばす! 何がそんなに彼を突き動かすのか? 更に、高速を下りて市街地に入ると、今度は日本だったら間違いなくホコ天であろう、そう、渋谷センター街や原宿竹下通りのような道を、バスはクラクションもけたたましく入っていく。なんなんだ、この国は。すると人ごみの中、おもむろにバスは止まり、ドアが開いた。こ、ここなのか? 降り立ったのは繁華街のど真ん中だった。
ホテルでは日本語が通じてひと安心。チェックインでバラを一輪もらった。しかしこれどうすればいいの?5泊もするのに。部屋はダブルルームで思ったよりずっといい。これで180000ウォンは安いぞ。
さて、ここまで来てやっと夕食だ。一人では焼肉屋も入りにくいし、やはりここは本場のビビンバにチャレンジ! 4500ウォンで安いぞ! …すいません、韓国をなめてました。辛いっす! 本場のビビンバ、これは手強い。まだ初日、あと5日もあることを思うと、ちょっと胃腸が、いや、肛門が心配になりつつ、セブンイレブンで韓国のビールを買い込み、ソウル初日の夜は更けていくのであった。
7/22
さて、ソウルも二日目。今日から仕事だ。朝の空はなにやら怪しげな雲行き。天気予報は…と思って気付いた。天気予報がいつ放送かわからない。いや、放送を見ることができたとしても、ソウルの天気はどうなのか、という情報をきちんと得られるかどうかも疑問だ。しかたなく、NHKの衛星放送をチェックするが、ここでも海外の天気予報がいつ放送かわからない。ああ、もういいや。とりあえず折りたたみの傘は持っていこう。
学会会場のCOEX国際会議場までは、地下鉄で30分くらいかかる。それでも600ウォン。約60円。これは安い。で、乗ったはいいが、あれ…。なんか行きたいところと逆方向に進んでいるような…。あ、やっぱりだ。まあいいや。今日は特別急ぐわけでもないし、環状線だからこのまま行こう。無事参加登録も終え、午前中のセッションも終了。さて、昼メシだ。このあたりは新興のショッピングモールで、ファーストフードもたくさんある。今日はマックでいいや。メニューも解りやすいだろうし。…これが甘かった。マックといえどもここは韓国。ハングルのメニューのみである。こんな、「咎」とか「埜」とか「叶」とかみたいな文字、読めんわい! それでもマックのメニュー、とりあえず、順番から推定して注文し、なんとかクリア。ちなみに韓国でもスマイルは0円(というか0ウォン)でした。
午後のセッションも終了し、今夜は何にしようか、と考える前に、昨日のビビンバの影響はどうかというと、実は肛門はヒリヒリしてて、韓国2日目にしてすでにヤバイ状態。今日はやさしめに、韓国名物のアワビのおかゆ、8000ウォンなり。これがなかなか美味。キムチとか、昆布とか、塩辛みたいなのとかを入れて食べる。おいしくいただきました。
7/23
今日は朝早くからのセッションを聴講する必要があって8時には出発。朝から雨の鬱陶しい天気。今日気付いたのだが、こっちの人たちは折りたたみ傘率が異常に高い。朝から雨なのに、10人中8〜9人が折りたたみ傘だ。
日本なら朝雨が降ってなくても、その日のうちに降りそうだったら普通の傘を持っていくのが一般的だろう。これも国民性なのか。昼間は学会で聴講なので、この日記に書くことも食った話しかない。昼メシはNOODLE STANDなる、韓国風の麺類のファーストフードのようなところ。カレー味の皿ウドンみたいなのにしてみた。カレーはなんかはっきりしない、そう学校の給食のカレーみたいな味だ。どうってことないな、と油断していると…ありましたよ、罠が。青唐辛子がまるまる二本もはいってた。うかつにかじってしまい、またもや口の中は火の車。まあ、それなりにうまかったけど。
夕食はまたもウドン。でも今度は韓国のウドン、「カルククス」だ。白っぽいとろみのあるスープに、日本で売ってる乾麺のウドンみたいな平らな麺。ワンタンが4個入って、ご飯とキムチがついて5000ウォンは安い。しかも結構量があって、じゅうぶん腹いっぱいになる。しかし、ホントにこの国ではなんにでもキムチがつくんだね。それはいいけど、キムチを平らげると無言で皿に追加していくのにはまいった。店員が、キムチの入った入れ物とトングを持って、空いた皿を獣の目で探しながらうろうろしてる。まるでわんこキムチだ。
7/24
ソウルも4日目なのにろくに観光もしてないので、そろそろネタもなくなってきた。しょうがないので、毎日通っているCOEX国際会議場の近くのCOEXモールをレポート。このショッピングモールはアジア最大とも言われるほど巨大で、いろんな店があり、でかいフードコートも3つある。その他、マルチシアタータイプの映画館と水族館もある。まさにエンターテイメントの宝庫である。ハングルがわかれば、だけど。それでもたいていの店では英語か日本語が通じるし、インターコンチネンタルホテルが隣接していることもあり、外国人観光客も多いようだ。もっとも、こちとらバリバリのアジア人なので、英語で話し始めないと日本人と思ってもらえないのだが。
7/25
今日のセッションは午前中のみで、午後からはせっせとお土産買出しに出動。雨が降らないのはいいのだが、なんとかならんかこの暑さ。朝からピーカンで汗だくである。南大門市場(ナンデムンシチョン)に行って韓国海苔、柚子茶などを買い込み、ロッテデパートの免税店でキムチとブランデーとシャネルの5番。この時点でかなり憔悴。自分用には、ソウルは安いと評判のメガネを、びびる大木似のにいちゃんの店で作った。いったんホテルに戻り、また街に繰り出して韓国ポップスヒットチャート1位のCDを購入。どんなんかしらんけど、11000ウォンと安いので買ってみた。帰って聴くのが楽しみである。
今日はよく歩いてしこたま疲れたので、足ツボマッサージが評判の店でマッサージ体験。しかしこれが痛いのなんの。足はそこそこ気持ちいいのだが、肩や背中がこりまくっているようで、ぐりぐりされて痛い痛い!さらに今日の徘徊で日焼けした肌を垢すりのようにごしごしこすられると、身体の中から、というよりも、皮膚表面からホカホカしてきた。なにはともあれ、ソウル最後の夜は更けてゆく。
7/26
さて帰国の日。乗り継ぎが悪く、朝7時にホテル発のバスで空港へ。やっぱりインチョン空港は新しくてきれいだ。しかし出発までまだ間がある。うろうろしてる間に、ソウルの消火栓のホースはドリームキャスト製であることを発見。さすが韓国、奥が深い。帰りはうれしい窓際の席。海岸線を見たり、長良川を見たり、岐阜城を見たり、とにかくいろいろ見た。そして、到着は名古屋空港である。関空、インチョンと新しい空港をみてきたので、なんとまあ、名古屋空港の古いことよ。それにここ、名古屋じゃないし。
名古屋空港も遠いよな。1時間20分しか空飛んでないのに、空港からうちまで4時間だよ。静岡空港がほしくなる気持ちも、わからんではないな。いや、いらんけど。